女性既婚者の中に、「メシマズ嫁」という種族がいるらしい。
よくある質問 - 嫁のメシがまずい http://sabacurry.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E8%B3%AA%E5%95%8F
人間には食べられないほどまずいメシを作る嫁。決定的に不器用、味おんち、甘味との融合等のありえないアレンジなどのカテゴリがあるらしい。
彼女らの主張は、「自分は毎日とてもがんばってご飯を作っているのに旦那が罵倒してくる」のである。
ところで、3.11後、「自分は毎日がんばって情報収集して家族の安全を考えてるのに、旦那が罵倒してくる」と考える既婚女性が現れはじめた。
レインマンになった嫁と暮らす http://anond.hatelabo.jp/20111115103802
メシマズ嫁もレインマン嫁も現状での害が大きすぎるので見落とされがちなのだけど、かれらが生まれる構造は同じである。
前提:日頃の努力が承認されていないという不満
要素1:努力の結果が認められないか逆効果である。
斬新なレシピの開発
→ まずい、普通のものを作れ
放射能の危険性を訴える
→ 事実が間違ってるか過大評価だ
要素2:努力が招いた悪い評判が、さらに努力するためのエネルギー源である。
まずい、普通のものを作れ
→ 家族の目を見張るような桁違いに素晴らしいレシピを!
事実が間違ってるか過大評価だ
→ 直面する危険から目をそらす家族に本当のことを伝えなければ!
嫁のメシがまずい よくある質問より
> Q2.嫁はそれ食わないの?自分の飯食って何とも思わねーの?
> ・アジオンチーなので本人は無傷
> ・失敗したとは思うらしい。でもアレンジャーは止まらない
> ・作った達成感で満たされて、味覚は麻痺してる模様
> ・本人はノーマル料理、夫には「体力が付くように」・「健康にいいから」と、愛情たっぷりの工夫料理が出てきます・・・
構造的な問題は、個人の本能など簡単に破壊する。
「自分を信じてぶれなければ…」
「動物的カンにしたがってさえいれば、大きな間違いは犯さない」
という定説は簡単に覆される。
IT屋の本質がシステムを作ることであれば、日常生活でもシステムに敬意を払うのは大切なことだと思う。
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